今日は母の思い出です
母は1度結婚をしていましたが、硫黄島玉砕で
夫は戦死をしたので、家を出なくてはなりません
石川県の河北潟の近くだったそうです、大崎とか言いました。
出身は七塚町遠塚と言う所です、尋常小学校の2年の
頃までは網本の娘でしたが、不漁が続き倒産をしてしまいました
それからは網の置く小屋が住まいとなったのでした。
耳の不自由な弟をおんぶして、学校に通うったそうです
趣味は唯一読書でした、毎日学校が終わると、1日
一冊ずつ読んでいったそうです、これが私の東京に仕事で出るまで
続いていたと思います。
冬の寒い吹雪の夜は昔は、今みたいに暖房器具などありませんから
寒かったです、家もボロボロでしたので、隙間から雪の屏風のような
柱が立っていました。
そんな中幼いころ寝るときに母は、肩の横を抑えてくれたのが
とても暖かくて今も覚えています。肩の横からとても風が入り寒いのです。
そんな小学校の私が、一度だけ母の財布から100円を盗み友達に
お店でアイスクリームを、おごってやりました。家に帰ると母が
どこにそんなお金を持っていたんだね、と聞かれました。
なんで知っておるの?・・・・お店の人が私が家に帰るまでに
電話(当時有線電話)をしていたんですね。
こっぴどく叱られました。
父は次の日に、アイスクリームを20個買ってきて
ポンと投げて、食べろ!!と・・・・
今思うと素晴らしいしつけだったと思います。
また明日!