昨日ある会社の100周年の冊子を見せてもらいました。
創始者の丁稚奉公時代のことが書いてありました、現代の方々には
想像もできないでしょうが、壮絶ですまた皆さんがそうしたとも思いません。
そこがその創始者のすごいことなんです、何事にもやり遂げる、信念をもって
貫き通す、でなければ成功なんかはしない。またその創業者も成功したとは思ってはいないでしょう
ただただ目の前のことを一生懸命していただけと思っていると思います。
成功とは後の人がそういっただけなんです。
成功と思った時から、斜陽が始まることを知っているからです、
私も修業時代に、マスターに買ってきてくれと頼まれたものを、自転車で当時
東京の中野弥生町から新宿、池袋まで探していったことがありました。で
なかったんです、かえって告げると、あ、そう。で終わりです。悔しくて、
次の日に反対の方向へ探しに行きましたら、杉並の荻窪にありました。
それで差し出すと、はいよと、それだけです。私の根性を見ていたのでしょうか
今はそのことができてよかったと思います。先に述べた方は15歳の頃に
集金を頼まれ雪の降る中で裸足で草履履きで今では車で30分かかる所に
行ってもらえないで帰ってくると、良い返事がもらえません、悔しいから
次の日にもう一度行くと少し貰えたということなんですが、足は冷たいどころか
大変なことになっているのに、次の日にまた行くという不屈の根性を
書いてありました。現代にはあまり見られませんね。