「最近の、柴田さんて
家具作りにハマってるから
私たちの事なんて
絶対忘れてるわ!」
「そうそう、
俺たちきっと
柴田さんの作った
ビンテージ風の木箱に、しまわれちゃうんだぜ!」
「いやよ!私!
木箱に入れられるなんて!
棺桶じゃない!まるで!」
「えっ!
何これ!
羊毛フェルトで作った
風船じゃない!」
「誰が、作ってくれたの?
こんな可愛い風船…」
「あっ!
俺も、気がついたら
風船持っとるわ!」
「あぁぁ~
わっ、私も
気がついたら手に風船が…」
「こんなに可愛い
プレゼントくれるの
絶対に
柴田さんじゃないわ!」
「じゃあ、いったい誰が!?」
「あっ!」
「羊毛フェルトって、いったら…」
「なっ、長峰さんだわ~!」
「長峰さんって、優しい」
では、また。